WLTCモード総合 14.5km/L デビュー 2023年04月
ボディサイズ 4570×1840×1620mm 車重 1490kg
4570×1840×1620mm 1490kg 14.5km/L HBは一番短い
178ps/6000rpm 24.5kg・m/1700〜4500rpm 圧縮比10.3
4575×1845×1690mm 1540kg 14.6km/L HBは一番長い
156ps/6000rpm
4740×1855×1660mm 1530kg 15.4km/L
171ps/6600rpm
軽くスペック。同じコースで比較しつつ、燃費を見るというテーマですので、カタログ燃費から見てみます。
ボディ全長はZR-VとCX-5が同程度で、ハリアーが長め。ボディ全高はCX-5が高く、ZR-Vが低い。車重は3車どれも近いですがZR-Vは1490kgと税制上有利で嬉しいポイント。
大きく感じられるのはZR-V。小さく感じられるのはCX-5。ZR-Vは横幅が大きく感じられる。ボンネットが広く見えやすいことが要因の一つ。
ZR-Vは大きく感じられるけど、小回りでいえばもっとも小回りできる感覚。スペック上の最小回転半径は5.5mで一緒。
なんで?って考えてみると、ZR-Vはステアリングギヤレシオがクイックに感じられたり、横幅が大きく感じられるわりに全長短い。そうした部分から感覚的に、小回りする感覚が強い。
エンジンは3車3様に魅力あります。
ZR-Vとハリアーは、日常域で静かかつ低振動。でも踏めば一変。高回転まで踏むと迫力を増します。音も振動もいっきに盛り上がる。メリハリがあります。そのうえでハリアーはプシューンと響きの良いエンジン音が魅力で、ZR-Vはターボらしからぬ5000回転からのもう人伸びがある。
CX-5は回転上げても静かなので、高回転キープが心地良い。気持ち良いMTモードを持つ6ATと相性良いです。
もう一つ。細かなアクセル操作に対して、最も反応を返してくれるのがCX-5で、微小なアクセルワークって楽しい!と感じる方には向いています。
乗り心地でいうと最も万人受けというか多くの人にオススメできそうなのはCX-5。足が硬いわけではない上で、前後左右に揺すられにくい。弱点を潰してきてるのがロングセラーモデルと感じます。
サスペンションの質でいったらZR-Vと感じますが、硬さを感じる場面があります。
静粛性でいうとこうした速度域では、ZR-Vが良いです。エンジンが圧倒的に静か。ハイブリッドより静かなんじゃないの?って思うほどです。
ZR-VとCX-5は電動パワステの感触が似ていて、ねばっとした感触と、インフォメーションを伝えてくれるタイプ。中心も固められません。比較すればZR-Vの方が振動をカットして洗練される方向でバランスされます。
ハリアーは高性能的に細かな操作に反応してくれますが、インフォメーションは強くカットされるタイプ。中心付近の反力はある。
車体の動き方でいうと、ZR-Vがゆったりした動きと軽快な身のこなしを併せ持っているという点で、サスペンションの質が高いよねって感じます。
前述の3台の中でも、全長短い、全高低い、ホイールベース短い。
数値上はわずかな差ですが、リアシート座っても気になる部分がいくつかある。
良い点は乗降性が高く乗り降りしやすい。足の出し入れがラクです。
静粛性はフロントシートが静かで快適。理由はエンジンがすごく静かだから。乗り心地もフロントより足の硬さが気になります。
それ以外、足がフロントシート下に入りにくい、ヘッドレスト伸ばさないと座りにくい、シート表地が滑りやすい。